人間性と愛がある

そう主張しています。

2022/11/09

思っていたよりも夜更かしをしてしまっていたので、10時ごろに起きる。一旦出社し、予約していた本の受け取りと朝食の調達のために家を出る。 確かコッペパンにコロッケとたまごフィリングが入ったパンと、鶏肉を食べたと思う。やはりやる気は出なかったものの、ページ推移画面のバグを直したりする。

昼食に何を食べたか覚えていない。とにかくURLを表示するボックスの幅をいいように変える処理に手間取ってしまい、Jiraのタスク出しの時間になってしまった。 二時間ほど雑談のようなタスク整理を行い、コーディングに戻る。結局、 ・useRef を使って、DOMの参照を保存する ・そのDOMのoffsetWidth をStateに持って、リサイズ判定に使う ・Stateの値と、イベントリスナー経由で発火したタイミングでのDOMが持つoffsetWidthが同一になるまでテキストの切り捨てを行う という感じの実装に落ち着いた。

たかがボックスの幅をいい感じにするだけの作業だったはずなのに、四時間ほど使ってしまった上、どうにも迂遠でイカしていないやり方だが仕方がないとする。 結局8時ごろまでダラダラとタスクをこなして、どうにか木曜日中に残タスクを完了できそうな見通しがついた。ので、退社。

お風呂を済ませて、ようやく図書館で借りてきた本に手をつけられるようになった。

まずは山下洋輔のそばエッセイ本。菊地成孔の名前があったのでなんとなく借りてみたが、おもっていたよりも面白かった。 三十人がそれぞれ思い思いにそばに関するエッセイを書き、山下洋輔がそれにコメントをする、という本だ。 なんとなくの平均年齢60歳の面々が、好きだったりこだわりがある物事に対してなんでも自由に書いているので、自然と各人の生活が滲み出ており、今の自分では考えられないようなそれに思いを馳せたり憧れたりしてみる。これは(ギリギリかもだが)若者の金がないものの特権のように思う。 実際暮らしてみると結局コンビニが便利でさ、みたいな現実に対抗できる強度の妄想・想像は、欠落が担保してくれる気がする。あとはこの本を読んですぐに蕎麦を茹でて、麺にワサビを塗って食べてみるようなイージーさも。

一旦時間を置きたくなったので次の本に移る。丹下健三都市論集。 最初の論考である「建設をめぐる諸問題」をパラパラと読んでみる。冒頭からの強烈なマルクス主義テイスト。1947年から1948年という戦後期に書かれたであろうこの文章からは、当時の知識人たちは文理問わず古典を読みこなしてい他ことがうかがえる。まだ序盤をさらっているだけだが、気になったことを抜き書きしてみる。 いわく、「ひとびとの生活は、働くことと、働くための生命力の蓄積との循環として理解される」「より良き生のための生産と、生の再生産とは一つの完結された循環であり、生の躍動そのものであった」とのことだった。時代性を感じるともに、もっと時代ごとのスタンダード(いわゆる通時性・歴史性)を、こういう肌感覚化された言説から探ってみたくなった。

とにかくやりたいことをやるための時間がない。放送大学の授業をそろそろやり始めないと10万円をドブに捨てたことになってしまう。 図書館の本はやっぱり読みたいから、これを終わらせたらまた授業に戻ろうと思う。とにかく授業をこなして、教科書を読み切って、参考文献に手をつけられるようにしよう。