人間性と愛がある

そう主張しています。

2023-12-01

ウイスキー飲み比べセットを買った

キャメロンブリッジ スコットランドのグレーンウイスキー ディアジオ社の商品で、ジョニーウォーカーの原酒としても使われている。 キャメロンブリッジの12年ものはジョニーウォーカー黒の原酒らしい。 香りはキャラメル、飲み口は非常に軽くて後味もかなり少ない感じで、たしかに原酒らしいと言われたら納得できる。

レッドブレスト12年 単一原酒のアイリッシュウイスキー バーボン樽、シェリー樽熟成 めちゃめちゃフルーティでかつ後味がバニラアイスを想起させ、余韻が長い。 結構好きな部類だけど、シングルポットスチル由来の原価の高さがそのまま値段に跳ね返っている印象。

カバラン ディスティラリーセレクト 台湾ウイスキー シングルモルトウイスキー

ゴムみたいな匂いがすると思ったけど古いバンドエイドの匂いらしい? 味は結構好きな感じで、フルーティで甘め。 匂いにクセがあって、軽め甘めだから、好みど真ん中ではないけど、でもこれが好きな人がいるのはよくわかる。

好きな味の傾向は、酒飲みというよりも料理好きというか、俺ってやっぱりバターとかジビエが好きなのかもしれない。 だけど甘いお酒に行くよりもウイスキーの方が好きなのは、やっぱり何か別の回路が通っているんだと思う。

2023/11/02

朝起きた時に全身が痛くて、その痛みが新鮮で無いことにうんざりしてしまって会社を休んだ。

昼頃になって二郎系が食べたくなったので彷徨った結果、向ヶ丘遊園の店に行った。

帰りに本を数冊買った。

『服は何故音楽を必要とするのか?』という本を読んだ。 2004年から2008年の、パリ・ミラノ・東京コレクションのショーについて、その音楽との関係を主に批評する本だ。 出版年的に『スペインの宇宙食』と結構近い。 何かに夢中になっている様子の表現に惹かれた(パリでの日々を楽しんでいるところとか)。 批評的方法論としてある程度強度はありそうな感じはするものの、フレームワークの力というよりも個人の能力に依拠するところが大きいようにも見える。

2023/10/30

与えられた(!?)役割があり、内的な情動に対応する処理経路が一つ、信じられていることすら意識されていなかったころのことを考える。

ホースがあり、その排出口をいくつも増やす。 シャワーの強さは水の量より空気の量だと感じる。

何が何だかわからない時間が増えるのは、決定的な瞬間を先延ばしにしたいからだ。

ちょうど良くやってたら速度が出ない! あるいは能力が足りない、そういう場合は、細い経路を構築するしかない。

人間関係は楽しい、人間関係をやりながら、正しさを保つためには、自尊心が必要だと思う。

こうした方が良いかもね、ということをやりつづけて、それだけになっていくことがある。

 

2022/11/16

数日空いた。やっぱり日課にしているものがおろそかになるということは、生活のテンポがおかしくなっていることなので、都度リセットするべきなんだろう。

今日の朝ごはんは、なんと覚えていない。お昼前か後にサラダとモンスターエナジーを購入して、そばと一緒に食べたことは覚えている。残っていたお菓子を食べたのかもしれない。やはり生活を糺すべきである。

仕事の方もぼんやりとしていて、一部本番の修正などあったものの、やるべきことをのんべんだらりとやっていたような気がする。 夕方から2年ぐらいずっと在宅で仕事をしている人とMTGをした。ここ最近よく話すようになって、かなり気兼ねなく喋れる間柄になっていると思う。 入社当初は結構苦手なタイプで、席が近かったこともあり、あえてあまり関わらないようにしていた記憶がある。 結局今となっては、(向こうが態度を柔らかくしてくれたことが大きいけど)開発部内で一番話せる人になり、ありがたい。

仕事をそこそこに、生命保険控除の書類の再発行を依頼する。住所も変わっていないのになぜか配送されなかったが、もう一度発行すればなんとかなるだろう。

色々飛ばして酒を飲む。ここ数日はもっぱらジョニーウォーカーの緑を飲んでいる。黒と比較して、明らかに樹脂感みたいなものが少なくなって、ピート臭も少し控えめなように感じる。ウイスキーを飲み始めたのは、明確に早く酔うため、もっというと、ニューロティックでセンチメンタルな年頃に一番有用だったからだと思う。今では、味わう方法を知ったから、それに準拠して楽しんでいて、なんというか、深いところで死を少しずつ受け入れる準備が進んでいるんだと思う。もっと深く重く死を受け入れ、日々の祝祭をより強く顕現させたい。俺のやりたいことって、結局はいろんなものを吹っ切ってもっとダイナミックに人生を楽しみたい、という類型のことなのかもしれない。

2022/11/11

今日はいわゆる記念日だったので、有休をとっていたのであった。

朝起きて髪をセットして、前髪がどうにも我慢できないほど目にかかっていたので、えいやと切ってみる。 前髪を切ってみると、いつも鏡を持ち歩いてたり、前髪を切ったことに気が付かないと不機嫌になる、あの人たちの気持ちがわかった気がした。

横浜まで出て行ってシズラーに行った。よくわからなくなって最終的にビーフカレーを食べて終わらせた。 みなとみらいから歩いて桜木町に移動。無印で服を見繕ってプレゼンする。パンツは床に引きずるくらいまで長くていいと主張したが受け入れられず、適正サイズを購入していた。

初めて磯子区に足を踏み入れる。水島の工業地帯を思い出した。しかし磯子根岸あたりと水島ではスケールが違うと思った。(水島の方がなんとなく小さく見えた。)

新杉田駅からシーサイドラインに乗り換えて、横浜のアウトレットモールに行く。 結局Reproduction of foundのジャーマントレーナーと、Stevenalanのブルゾンを購入した。結構気に入った。

新杉田駅に戻り、品川に向かうために杉田駅まで徒歩で移動する。 久しぶりに、東京以外の「地元の繁華街」概念に触れて、俺はいかに東急沿線の欺瞞性を論われたとしても、こんな場所に住まないと決意した。 俺は、ストリートで生きていけないから東京に出てきたのであって、お前らみたいな泥水すすってしたたかに生きてきたような人間とは違う。 暴力を町から排除することはフーコーの教えに背くことではあるけれど、じゃあお前らって時計仕掛けのオレンジのDroogたちが家に押し入ってくるシーンにどれだけのリアリティを感じているのかと問いたい。俺は、いつあれが自分の身に降りかかってもおかしくないと思ってしまっている。小学生の時にはすでにその世界観が構成されている。認知がゆがんでいることはわかっているけど、法よりも暴力の方が必ず先立つし、暴力には対象があるし、俺はその対象になりやすかったから、もうずっとそうなんだと思ってしまっている。お前らとはやっていけないよ。

とにかくパーティーを続けなければならない、でも果たして本当にそうなのだろか?

2022/11/10

今日はとにかく酒を飲みに行くぞ、あわよくば同居者もつれていくぞ、そのために早起きするぞ、といった勢いで、いつもより10分だけ早く出社した。 覚悟の力と習慣の力の圧倒的な差を感じる。

ともかくこなすべきタスクが砂場の山ほど積まれているのでそれをこなす。 昼は蕎麦でも食べに行くかと思いながら、Wordファイルの原稿を小分けにしてモーダルの各ページに配置し、整頓する作業をした。 一通り完成したら、管理画面でプラン編集とお知らせ編集をできるようにした。

キリの良いところまで行くのに手間取り、14時30分ごろに昼食に出るも狙っていた店はすでに休憩時間に入っていた。 ので、国立劇場の横、オペラシティ通りに面してる立ち食いそばの「加賀」という店に行った。

この店はかき揚げそば、にしんそばが人気らしいので、かき揚げを注文する。それにしても狭く、2畳ほどの店内にはカウンター席が都合7席ほどあり、ラジオが元気にしゃべっていた。 果たして出てきたかき揚げは想像の倍ほどの体積を誇っており、いくら野菜主体とはいえこれだけ油があるのだからヘルシーとは言わせない様相であった。 味はとてもよく、狙いを外さない優秀さを感じた。蕎麦自体も返しもかき揚げも、それ単体で驚くべきうまさというわけではないが、全体が調和していて、まずいところも見当たらなかった。 何より金額(530円ほどだったと思う)、速さ、味のバランスがとてもよかった。安すぎないところに安心感がある。

食後に国立劇場の公開空地を散歩する。オペラシティ、特に国立劇場のあたりの建築は好きだ。 ヒューマンスケールを超えるギリギリという縮尺感に、芸術と人間との関係を思い起こさせる。 しかし公開空地の階段から国立劇場の中に入れることは今日初めて知った。ドアがあったので開けてみると開いたので中に入ってみる。誰もおらずしんとしている通路を曲がるとすぐそこに警備員が立っていて、一挙に脳内がFPSゲームになるような気分になった。休憩が終わるので会社に戻る。

午後はいよいよマウンド程度の高さに積まれたタスクをこなす。 ファイル出力するときのテンプレートがいつまで待っても降りてこないので、こちらで良さそうなレイアウトを見繕って投げた。OKだったようでしめしめと思う。

タスクがゼロになったので、今後の話を含めて軽くMTGをする。タスクが積まれていないと思ったら、事業部から上がる課題は別のエクセルに積まれており、今回のリリースが終わり次第そっちに着手することになりそうで少し気が重くなる。そのほかの雑務も含めると、どうも俺の仕事は来年の半ばくらいまでは終わりがなさそうなのであった。とにかく数をこなすことが自身にとって最重要事項なので、まあ何とかやっていくしかない。

適当にうだうだして、退社。久しぶりに初台から目黒までの経路を調べた。ちょっと悩んで、EATに行く。

最初の一杯として、シェリートニックと一緒に生ハムの原木のスライスをいただいた。なんだかんだ久しぶりのお酒だったので、ロングカクテル程度のアルコールでいい感じになる。 客の会話を聞きながら、コーヒー牛乳みたいなカクテルを注文。グラッパメーカーによるコーヒーリキュール、生クリーム、牛乳、ダークラム。甘くて冷たくて苦くて強くて、ある種感情がオーバーフローしたような状態になり、さらに上機嫌になる。 それをゆっくりと飲み終え、最後にポートシャーロット アイラバーレイ 2013のハーフ。これがなんというか、4時間ほどたった今でも後味が残っているんじゃないかと思うくらい味が強く(特にピートが多めに焚かれている)、かといって押しつけがましい感じもない、いい感じのウイスキーだった。 バーテンや他のお客さんと少し談笑して退店。3400円。毎度毎度、気持ちや身体状態のセッティングの重要性を実感する。

いわゆる飲みの後のシメをやりたくなったので、向かいにある竹むらというラーメン屋に入る。中華そばとつけめんがあったが、おいしくなかった時のリカバリーを考えつけめんにした。あと昼もあったかい麺類だったし。ずるくて余裕のない客である。 いつもお客さんがあまり入ってないので期待していなかったが、まさに思っていたよりもおいしかった。 切れが良く苦みの全く感じられない醤油ベースのつけ汁と、こしょうメインで塩を最小限にとどめたチャーシュー、かなり味が薄い麺。これらが渾然一体となって、非常に今の気分に会うといった感じだった。

権之助坂をちょっと下り、目黒川を横目に帰る。 自分は、楽しくなるとスキップではなくダッシュが出てしまう人間なのだが、今日は良いダッシュが出た。

2022/11/09

思っていたよりも夜更かしをしてしまっていたので、10時ごろに起きる。一旦出社し、予約していた本の受け取りと朝食の調達のために家を出る。 確かコッペパンにコロッケとたまごフィリングが入ったパンと、鶏肉を食べたと思う。やはりやる気は出なかったものの、ページ推移画面のバグを直したりする。

昼食に何を食べたか覚えていない。とにかくURLを表示するボックスの幅をいいように変える処理に手間取ってしまい、Jiraのタスク出しの時間になってしまった。 二時間ほど雑談のようなタスク整理を行い、コーディングに戻る。結局、 ・useRef を使って、DOMの参照を保存する ・そのDOMのoffsetWidth をStateに持って、リサイズ判定に使う ・Stateの値と、イベントリスナー経由で発火したタイミングでのDOMが持つoffsetWidthが同一になるまでテキストの切り捨てを行う という感じの実装に落ち着いた。

たかがボックスの幅をいい感じにするだけの作業だったはずなのに、四時間ほど使ってしまった上、どうにも迂遠でイカしていないやり方だが仕方がないとする。 結局8時ごろまでダラダラとタスクをこなして、どうにか木曜日中に残タスクを完了できそうな見通しがついた。ので、退社。

お風呂を済ませて、ようやく図書館で借りてきた本に手をつけられるようになった。

まずは山下洋輔のそばエッセイ本。菊地成孔の名前があったのでなんとなく借りてみたが、おもっていたよりも面白かった。 三十人がそれぞれ思い思いにそばに関するエッセイを書き、山下洋輔がそれにコメントをする、という本だ。 なんとなくの平均年齢60歳の面々が、好きだったりこだわりがある物事に対してなんでも自由に書いているので、自然と各人の生活が滲み出ており、今の自分では考えられないようなそれに思いを馳せたり憧れたりしてみる。これは(ギリギリかもだが)若者の金がないものの特権のように思う。 実際暮らしてみると結局コンビニが便利でさ、みたいな現実に対抗できる強度の妄想・想像は、欠落が担保してくれる気がする。あとはこの本を読んですぐに蕎麦を茹でて、麺にワサビを塗って食べてみるようなイージーさも。

一旦時間を置きたくなったので次の本に移る。丹下健三都市論集。 最初の論考である「建設をめぐる諸問題」をパラパラと読んでみる。冒頭からの強烈なマルクス主義テイスト。1947年から1948年という戦後期に書かれたであろうこの文章からは、当時の知識人たちは文理問わず古典を読みこなしてい他ことがうかがえる。まだ序盤をさらっているだけだが、気になったことを抜き書きしてみる。 いわく、「ひとびとの生活は、働くことと、働くための生命力の蓄積との循環として理解される」「より良き生のための生産と、生の再生産とは一つの完結された循環であり、生の躍動そのものであった」とのことだった。時代性を感じるともに、もっと時代ごとのスタンダード(いわゆる通時性・歴史性)を、こういう肌感覚化された言説から探ってみたくなった。

とにかくやりたいことをやるための時間がない。放送大学の授業をそろそろやり始めないと10万円をドブに捨てたことになってしまう。 図書館の本はやっぱり読みたいから、これを終わらせたらまた授業に戻ろうと思う。とにかく授業をこなして、教科書を読み切って、参考文献に手をつけられるようにしよう。